高品質が特徴の金属サイディング。耐火性、耐久性、耐候性、断熱性は◎。美観にも優れ、さまざまなコーディネイトができます。浅野板金は、お客様の建物の形状・立地条件に合った最適の材質・工法をご提案いたします。
外壁工事施工例の一部をご紹介いたします。
工法種類 | 特徴 |
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長尺角波 | 大型建物にフィットする美しいデザインが特徴で、施工性やコスト面に優れた 外壁材です。 |
スパンドレル | シンプルなデザインで住宅から大型建物まで幅広い用途で使用できます。 |
金属断熱 サイディング |
耐食性や耐候性に優れたガルバリウム鋼板を採用しており、他の外壁材と 比べて断熱性が高いことが特徴です。 吸水・透水がなく、また軽量なので建物への負担がかかりません。 |
住宅の外壁はさまざまな種類があります。それぞれに特徴があります。ここでは種類とそれらの特徴をご説明します。
サイディングとは、サイディングメーカーが製造する外壁材の工業製品です。各メーカーが工場で生産したものを、工事店が現場で施工して始めて外壁材として機能します。近年モルタル壁に代わって、戸建住宅の外壁材では日本で一番使用されている板状の外壁材の総称です。デザイン性・施工性に優れており、タイル等よりも低価格なことから広く普及しています。(2009年現在、日本の戸建新築住宅の約70%の外壁に使用されています。)
形状・寸法は材料によってまちまちですが、窯業系で一番多いのが幅455mm(1.5尺)長さ3030mm(10尺)の大きさのものです。材料と材料との接合部は長辺が防水機能が付いたさね形状になっており、短辺は防水処理を施す形が一般的です。 金属系や木製、樹脂系の材料は、メーカーごとに形状にかなりばらつきがあります。厚みは12mmから上は35mmくらいの材料がありますが、窯業の35mmとなると本物の石のような風合いです。
窯業サイディングとはセメントや木材など非金属系の原料を窯で高熱処理をして製造されたサイディングの総称です。サイディングの中でも一番出荷量が多い材料です。商品には工場で塗装処理を施してある塗装品と現場で塗装を行う無塗装品があります。 塗装品はデザインや色彩も様々な表現が可能で、モダンな外観、和風、洋風などあらゆる外観スタイルを形成出来ます。 また、近年では汚れを落とす防汚効果のある材料や超耐候性塗料を使用している材料なども開発されています。
金属サイディングとは表面にスチールやアルミ材を使った材料で、芯材には断熱材、裏面にはアルミ加工紙が主に使用されています。特徴としては、材料が軽いので既存壁の上や足場が組めないような箇所に施工されることが多い材料です。近年はモダンな外観の流行で、金属ならではのシャープなストライプ柄の材料がよく利用されています。
木製サイディングとは木材を加工して製造された材料です。主に海外で生産されています。特徴としては、やはり木ならではの質感があるということにつきると思います。木の特徴として燃えやすいということが挙げられますが、一部のメーカーでは、燃えにくい不燃材料の認定を取得した材料も販売されています。
樹脂サイディングとはプラスチック系の原料から製造された材料です。特徴としては金属サイディング同様軽いということがまず挙げられます。また、プラスチックならではの弾力性や耐久性も高く、熱の伝導率も低い機能的な材料です。
モルタル壁とはラス(網状の金物)などの上からモルタル(水・砂(細骨材)・セメントを調合したもの)を左官で塗って、その上から塗装して仕上げるケースが一般的です。サイディングが普及する前までは、日本の木造住宅の大半はモルタル壁でしたが、近年その割合は減少してきています。 近年ではラスの代わりに表面がラスのような形状をした合板が使用されるケースが多くなってきました。また、仕上げの塗料も高機能商品の開発が進んでいます。
ALCとはAutoclaved Lightweight Concreteの略、で一般的には軽量気泡コンクリートと呼ばれています。 珪石、セメント、生石灰を主原料として製造され、パネルの中に鉄筋やメッシュが組み込まれています。パネルを取り付けた後に現場で塗装をして仕上げるのが一般的です。 パネルの厚み・幅・長さは、木造用で35mmもしくは37mm、幅は606mm(2尺)、長さは1820mm(6尺)が標準寸法です。鉄骨造用は厚みが50mmとなり、幅は600mmとなります。その他75、100、125、150mmの厚みのものもあります。 見た感じはモルタル壁のような仕上がりとなりますが、パネル目地が見える形となります。モルタルよりはクラックが入りにくく断熱性も高いので、近年シェアを伸ばしてきています。
上記で、現在戸建住宅に使用される外壁の大半を占めていますが、それ以外の外壁もありますのでその一部をご紹介しておきます。
RCとはreinforced concreteの略で鉄筋コンクリート造のことです。戸建て住宅ではあまり使用されませんが、一部の住宅会社では、戸建住宅を鉄筋コンクリート造にして、それを売りにしているケースもあります。 特徴としては耐久性・遮音性の高さがあげられますが、構造計算に基づいた設計・施工がされていないと近年問題になった構造計算書偽造問題のようなケースもあるので注意が必要です。
押出成形セメント板は、主にセメント・けい酸質・繊維質を主原料として、材料の厚み部分が中空になった押出成形されたパネルです。 50mm以上の厚さのものは、ほとんどが中高層の鉄骨建築物における外壁および間仕切壁に使用されますが、厚さが15mm程度の材料はまれに戸建にも使用されることがあります。パネル目地は見えますが、材料の表面はRC造のような感じになります。
漆喰とは消石灰を主原料とした塗り壁のことです。すさ、糊、顔料等を加えて、主にモルタル下地の上から左官で仕上げていきます。漆喰の歴史は古く、5000年以上も前から使用されています。 現在では新築に使用されることはほとんど見かけられなくなりましたが、昔からの旧家の外壁などでは現在も漆喰の外壁を見かけることがあります。特徴としましては、優れた吸放湿性が挙げられます。
一般論として外壁の比較をするケースがよくありますが、弊社は正直なところあまり意味がないと考えています。なぜかと申しますとお金をかければどの外壁を使用してもそれなりに仕上がりますし、外壁の性能だけで家全体の性能が決まるわけではないからです。そして、外壁の性能も主に構造体など外壁以外の部分に左右されるからです。
外壁の性能として主に以下のようなものが挙げられます。
そして新築の場合、ある程度の基準や条件がありますが、リフォームの場合は、1件ごとに条件が違います。また、基準も現状ではとても整備されているとは言えませんし、外装リフォームに関しての試験データなどもほとんどないので、部分的なリフォームだけでどの程度の性能向上が図れるのかは、誰しも経験や推測で判断していくしかないのが現状です。
ですから、外壁のリフォームをされる場合は、ご自身の希望(デザイン性)と今後のメンテナンス計画やライフプラン・ご予算などを総合的に勘案した上で、上記の性能の向上に比重を置くべきかどうかを考えてみてください。 弊社では、そのように理想的な外壁リフォームの実現をお手伝いするための各種無料サービスをご提供しておりますので、お気軽にご利用ください。
外壁工事や外壁診断サービスのご相談は、お気軽にお問い合わせください。